ワーキングプハー ( カルシュウム不足 )







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2017.02.20 Mon l コラム l コメント (0) トラックバック (0) l top


                     オタ倉  ( ネタ帳 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◎ サクサクのゲームパソコンやパソコンのスペック向上
おまかせ引き取り修理などなど 






◎ 参っちまうなぁ~

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俺が買った頃は2Gあたり約1万円だったのに

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4Gで此の価格は、本当に参っちまうなぁ~




◎ お掃除が大事

「 とっ、私のノートパソコンが停まっちゃうんだけど 」
「 ヒートエラーだと思うけど 」
「 如何すればいいの? 」
「 冷却ファンに埃が溜まってるだろうから
            中を開けてお掃除しなきゃ 」
「 ほら、けっこう溜まってんじゃん 」
Photo
2
「 ついでにマザーボードの
       ボタン電池も交換しとくか 」
「 何の為に電池が有るの? 」
「 ハードのシステム構成を記憶させて置く為 」
「 仕事で使ってるNCは毎年交換してるよ 」
・ ・ ・
「 よし、立ち上げて見て 」
「 最初にシステム構成画面で取り合えず
             規定値に設定しとくねっ 」
「 とっ、ここに書いてるキャッシュってなあに? 」
「 プログラムを呼び出す為の
          中待合だと思っててよ 」
「 あっ、マウスの反応も良くなったかも 」
「 やっぱり、お掃除が大事だよね 」





◎ HDDクラッシュ

カッン、カッン
バッファローの1TBの
外付けHDD( ハードディスクドライブ )が
アクセス不能で飛んじまった~っ
メーカー修理でも本体交換との事
バックアップは有るから
新しいデバイスが欲しいけど
SSD ( ソリッドステートドライブ )は
物理アクセスが無いし、早いんだけど
まだまだ、価格がネックだよね


で、結局 IOデータのHDD( 1TB )を購入

Hdd


シークタイムよりサイズを優先して
USB電源駆動の物を探したら
最近は1TB有ってもスマホより小さいんだね


ビデオファイルが無ければ
500GBでも十分なんだけど
テレビの録画用にも使えるかもです




◎ いきなりのWindows 10 Windows 9はナイんや~


◎ ドロー・諭吉を一体特殊召喚!リバース・魔法カードぽち袋、効果発動!
                    諭吉を破壊し 更に手札抹殺



◎ きゃりー ばみゅ ぱみゅ のカテゴリーって ゆるキャラなの?


◎ ジャスコの朝礼はジーク・イオンで始まるらしい 


◎ 大阪芸術大学でも使っていたアドビ・エレメント
    ファイルのエンコードが優秀、
とっは以前 別のソフトでピカソのイラストに成った事が

Adobe Photoshop Elements 15

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◎ 乗り継ぎ案内 徒歩一分 ウサイン・ボルトでも無理 切符を買う時間無いじゃん


◎ 南極1・2号 検品は大事しょ やっぱりバリはまずいっしょ バリは!


◎ BHA とっがこのソフトを使うのは マイ・ベストCDを作るとき
音量の均一化( ノーマライズ )をしたいが為
色んなアルバムから寄せ集めると ほんと 音量に格差が有るんだよね






◎ 先週から我が家のCDプレイヤーが故障中だった
        とっの使っている物は 15年以上前のマランツいうメーカー
コイツとはジャンク屋でめぐり合い ピックアップ・ユニットや
        三極レギュレータの交換を行い ほぼ自作オーディオに近い、
そんな古めかしい物の 何が気に入っているかと言えば
                 D/Aコンバーターに固執しちゃってるんだ
未だ統一規格が無かった頃のデジタル変換には 各メーカーごとに
音の味付けが微妙に違うんだ
マランツと言えばフィリップス社系のヨーロッパ・サウンド
どちらかといえば 低音の広がり重視 クラッシックを聴くのに最適かもね
話を元に戻すと
故障箇所はフロント・ローディングが動かなかったんだ
                中を開けて見ると 予想通り 送りベルト切れ
何しろ年代物だから 補修部品なんて有る訳が無い
       長さを測って 工業用シリンダーの16φのOリングで補修
少しきつめのテンションだけど なんとか作動復帰
              こだわる分 手間隙かけるのが趣味かもね・・・



◎ 友人のPCが 立ち上げエラー 原因はメモリー・バックアップの電池切れ
      ボタン電池じゃなきゃダメなんですか 充電池じゃダメなんですか
( 初期症状としては 時計が狂い出すらしい )



◎ プレステが熱を出して、ヒートエラー
綿棒で丁寧に掃除を施して 放熱効果を上げる為に、解凍板を下に敷いた
簡易解凍板 解凍くん
使って見て なるほど厚み8mmも有ればけっこう優秀
ノートパソコンにも使って見よう




◎ オフィス2003を使う為、ビスタと7をマルチブート・・・までは良かったけど
  外付けハードディスクを接続したまま7を起動、エクセル・データを7に占有されちった 
 



◎ 大画面テレビでゲームをするなら HDMI端子で繋がなくっちゃ
    ビデオ端子やモニター端子に比ぶべきも無く画像解像度が違う
      端子の加工形状としては曲げ加工よりパイプ加工の物を選びたいね
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2017.02.20 Mon l ブログ l コメント (0) トラックバック (0) l top


   誤って高圧の変圧器に触れてしまった 秀一は以来 電気を蓄積する体に・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
                (プロローグ)

げっ!!
どう見ても この格好は オムツ姿のアブナイお兄さんだろ ?
事の起こりは 1ヶ月前に遡る ・・・
「 ううーん 」
「 秀ちゃん、母さんのこと解る 」
 目を覚ますと 聞き慣れない電子音が辺りを支配していた
「 看護師さん 秀一が、 秀一の意識が戻りました 」
「 先生を呼んできます 」
 暫くすると 白衣を着た医師が傍らにやって来ては
 俺の目にライトを当てながら
「 おはようございます。 目が覚めましたか ? 」
「 随分と長くお休みでしたよ 気分はどうですか 」
 俺はまだ ぼんやりとした自分の記憶の糸を辿り 思い出していた
俺の名前は 沢嶋 秀一 今年大学を卒業後
就職先の電力会社の変電所に配属されて 三日目の事だった
誤って 変圧器に体が触れた途端 意識と共に空を飛んだ様な・・・
「 先生 俺は、」
「 秀一さんは 二日間意識が戻らなかったので 私共も心配しておりました 」
「 今 何処か痛いところ等有りませんか 」
 ・・・
「 さし当たって 痛みを感じる所は無いのですが 体全身がだるいです 」
「 あと、一週間程度 様子を見て 異常が無ければ退院できますよ 」
「 もし 何かあれば すぐにナース・コールを押して下さいね 」
母「 先生 ありがとうございました 」
「 それでは 失礼致します 」
「 秀一 母さんは夜も眠れないほどに心配で、心配で、」
「 小枝子さんも 毎晩 お見舞いに来て下さっていたのよ 」
「 そうだ、早速 お父さんと小枝子さんに メールしとかなきゃ 」
母の言葉は聞こえているのだが 俺の体は
 まだ眠り足りないのか また静かに睡魔がやって来た
突然 目覚めた俺は
「 えっ 」と声を漏らし後 自分の状況を再認識した
「 母さん!! 今何時 」
「 夕方の 六時過ぎ頃かな 」
答えて来たのは 父であった
視界が広がり 目のピントが合うと ベッドの傍に父の姿が在り 
その傍らに小枝子の姿を見とめた
「 一般の面会時間は 八時までだから それまで 小枝子さんと話して居なさい 」
父は 小枝子を気使う様に そそくさと席を外し 居なくなってしまう
「 秀一 ! オッハー 」
「 もう 夜だろー 」
秀一は 照れ隠しなのか ぶっきらぼうな返事を返した
「 あー 人格変わった 」
「 あなたへの想いを胸に 一生独身で居様と少し考えた私に対し
 なんと心無いお言葉 」
「 少しなのか ? 」
「 え え 少し 」
「 わっ. . . . 」 俺のツボを心得ている小枝子が 素早く俺の口に手を当てた
「 患者さん、ここは病院ですよ 大きな声を出してはいけません 」
その後 小枝子とは 取り留めの無い話を延々と交わすうちに
院内放送が [ 八時に成りました 一般の方の面会は終了となります・・・ ]
「 じゃ! また明日 」
小枝子は 素早く周りを見渡し 俺の頬にキスをすると 
手を振りながらドアの向こうに姿を消してゆくと
 待ち構えていた様に父が病室に入ってきた
「 で、 どうなんだ 結婚するのか? 」
「 な・何を突然にそんな話を、」「 まだ そんな事 考えて無いよ 」
「 すまん 唐突過ぎたな うん、うん 」
「 いや なに 今回の事で お前も早く自立した方が良いのかと
  チラッと思ったもんでな 」
「 お前の意識が戻るまでは 大変だったんだぞ 」
母さんは 父さんが冷静すぎると 掴み掛かるし
         パニック状態の母さんをどう扱っていいか 困り果てたもんだが 」
「 なんにしても お前の意識がもどって 父さんも本当にうれしいぞ 」
一つ年上の 君永 小枝子 とは 大学のボート部で知り合った
行動的で快活な性格の小枝子の存在は それ自体が キラキラと輝いて見えた
一部員とマネージャーといった関係であったが
憧憬にも似た想いで 付かず離れずのポジションを守っていた俺に
アプローチして来たのも 小枝子の方からであった
以来、小枝子との付き合いは 三年越しに成るが
 未だに小枝子の掌の上で走り回る 俺が居た
なにより 小枝子は嫌味の無い狡猾さで
 俺が不条理な事を言っても 俯瞰出来る余裕が有り
最後のイニシアチブは いつも小枝子が握っていた
そんな関係でも やはり 俺が結婚と言う二文字を切り出すのを
じっと待っていてくれているのだろうか
何も言い出さない俺は 今の環境にぬくぬくと浸り あぐらを掻いているのかもしれない
「 父さん、俺 真剣に考えてみるよ 小枝子との事 」
「 うん、そうか、父さんも小枝子さんは いい子だと思うよ! 」
「 それに、早く 孫の顔を見たいしな 」
「 だけど 子離れの出来ていない母さんには まだ 話さない方が良いぞ 」
「 OK・承知 」
周りの付き添いの方々に会釈しながら 足音を忍ばせてICUに入ってくる母の姿が見えた
「 秀ちゃん 今、ナース・ステーションで聞いてきたけど
 明日から一般病棟ですって 」
「 お父さん 家のダイニングに食事の用意が有りますから 後は 私が 」
「 秀一、それじぁな、父さんは帰るから お前も早く帰って来るんだぞ 」
「 秀ちゃん、 付き添えるのは今日までですって 明日から一人で大丈夫? 」
「 心配要らないって、俺 もう成人だぜ 」
「 何言ってるの 親にとって 子供はいくつになっても子供なの ! 」
翌朝は早くから ベッドごと一般病棟に移動し そこで朝食を取った
「 沢嶋さ~ん 検温で~す 食事は取られましたか? 」
「 はい、お腹ペコペコでまだ足りない位です 」
「 沢嶋さんは 食事制限出てませんから 間食を取られても構いませんよ 」
「 九時頃には 採血に伺いますから 必ずベッドに居てくださいね 」
出歩いても良いという看護師さんの説明を受けて 1階の売店まで行ってみようと思い
恐る恐るベッドから立ち上がった秀一ではあるが 思いの他 脚がガクガクする
それでも手すりに摑まり エレベーターの前に立つ頃には
 やっと本来の運動機能が回復していった
秀一が 売店から帰り 早速ベッドに腰を下ろし 売店で買ったパンの袋を開けた時
「 沢嶋さ~ん 採血で~す 」
秀一は 子供の様な顰め面を作って見せる
看護師さんは そんな事なぞ意にも返さず
「 あら お腹が減って機嫌が悪いようね
  すぐに終わりますから しばらくの辛抱ですよ 」
実は 顰め面の原因は採血に有った
健康だったが故に 予防注射以外に受けた事が無い為 注射と言う物がニガテなのだ
腕を捲り 顔を顰め 息を止めて その瞬間を待つ秀一に 注射針が刺さる直前
「 キャッ 」と声を上げた看護師さんが 注射器を床に落としてしまう  
「 どうしたんですか ? 」
「 え、ええ 静電気が走ったみたいなの 」
「 すみません 新しい注射器を持って来ますから しばらく待ってて下さいね 」
再度 採血を何事も無く済ませたが
この事が 異変の序章で有る事は 此の時点で 気づく筈も無かろう
退院の日は 朝から 生憎の雨である
担当医に挨拶を済ませ 玄関ホールを出た 秀一は 
少し離れた大通りを行き交う 車や アーケードの雑踏を眺めながら
何だか自分が 異邦人か浦島太郎にでも成った様な気分に 囚われていた 
10日間の入院生活で 世間から隔絶された時間軸のギャップに
ともすれば 世の中から置いてきぼりにされる 不安が頭を過ぎる
雨脚は そんな秀一の感傷を打ち砕くがごとく
 一層激しく 秀一の傘を打ち付けるのであった
「 秀一、早く乗りなさい 」
先に 父の車に乗り込んだ 母の声が 雨音の向こうから聞こえて来る
「 今行くから ! 」
退院して3週間 あまり変化の無い安穏な日々を過ごして来た 秀一であったが
今日は 1つのイベントを迎える事と成った そう 今日は 小枝子の誕生日である
昼休みに 携帯で連絡を取り
その日は 小枝子の勤めるスポーツ店の前で待ち合わせる 約束を取り付ける事が出来た
仕事を終えて出てきた小枝子は 白いブラウスに黒のパンツといった 相変わらずの軽装で
長い髪を後ろで纏めた 髪飾りが印象深かった
在り来たりではあるが 予約したレストランで 食事を取り 夜の街を二人で歩き
橋の袂で 小枝子の肩を引き寄せると
瞳を覗き込むように唇を交わした瞬間 小枝子がいきなり身を委ねて来た
いや 委ねるのではなく 倒れ掛かったのであった 
驚いた秀一は 小枝子を抱きかかえたまま
 携帯を取り出そうとしたが なかなか取り出せない
「 秀一 ・・・ 」
「 小枝子 気が付いたのか ・・・ 」
「 とりあえず 病院へ行こう !  」
「 いいえ 大丈夫 秀一のキスが上手かったのか 急に フゥア~と成ったの 」
小枝子の少し余裕の有る受け答えに 秀一は少し胸を撫で下ろし
「 送っていくから 今日はもう帰ろう 」
そう言うと 秀一は 小枝子の返事も聞かずに
運良く通りかかったタクシーを止めて 小枝子を誘う
二人がタクシーに乗り込むと 秀一が再び口を開いた
「 何か有ったら 連絡が取れるよう
 今日は 小枝子の実家の方に泊まって居てほしい 」
小枝子は 自分の実家近くのマンションに 居を構えていたが
小枝子ひとりでは 余りにも心配で 懇願する様に小枝子に申し出たのである
小枝子の実家には 彼女の母と三歳下になる妹が暮らしており 何度か御邪魔した事も有る
そんな 秀一の申し出を 彼女はすんなりと受け入れ 小さく頷く
気丈な風を装って居ても やはり 一抹の不安が拭いきれないのであろうと 秀一は思った
小枝子を実家に送り届けた帰りのタクシーの中で 秀一は ため息を1つ吐き
徐に ポケットに手を入れると 中に有った小箱を握り締める
小箱の中身は 昨日出来て来たばかりの エンゲージリングが入っていた
退院した翌日から 今日の日の為に 時間の許す限り 宝石店を幾つも足しげく回り
店の人に 無理を言って この日に間に合うよう創って貰った 
エンゲージ・リングなのだから その落胆は大きい
自宅に帰って来たものの 何も手に付かず
 夜遅くまで 目が冴えたまま 眠る事は出来ない
口の中がやけに乾いた秀一が 電灯の消えた台所で 水道のレバーに手を掛けようとした時
何かが 光った 更にもう一度 レバーに手を近づけると
秀一の指先から 蒼白い光が迸る
「 原因は 俺か !  」
この謎めいた現象に 自分で答えを出せるはずも無く
誰かに相談するしか無いという 結論に達せざるおえないが
しかし 誰に・・・
秀一は 色々と考えを巡らせ 一人の人物に突き当たった
 [ 多田倉 亘 ] タダクラ セン 奴が良い
口が堅いと言うより 口が悪いから公言する様な仲間が少ないし 何より頭が良い
早速 明日にでも 会いに行ってみよう
多田倉 亘 とは 会社のインターシップで知り合ったのだが
彼は 俺たち就活組とは違って 会社直々に 引き抜いてきた研究員であり
異質な存在として 人を寄せ付けない雰囲気も纏って居たが
新入社員の中で 秀一ただひとりが 亘に声を掛け なぜか 馬が合った
 
翌日 会社には休暇届を出し 多田倉 亘 の勤務する 電力研究所に赴くと
亘は いつの間にか自分の研究室を持つ程の待遇まで 出世していることに驚かされた 
久しぶりに顔を合わせた俺に向かって
「 おー ! 秀一 ! 生きてたか 」
「 何だ 見舞いに行かなかった文句でも言いに来たのか 」
「 チゲーヨー お前のキャラは承知してるつもりだ 」
「 それより 見てもらいたい事があって 此処まで来たんだ 」
秀一は 研究室の中央に有る水道に目を付けると
 宣を誘い 昨晩と同じ様に 蛇口に手を近づけた
同じ事が再現できるかは不安で有ったが その指先からは 昨晩同様 蒼白い光が迸った
「 ほ~、 で、 どういう仕掛けなんだ 」
「 それが解かる位なら 会社を休んで ここまでこねーよ 」
「 ふ~ん じゃあ チト理科の実験でも いたしやしょーか 」
「 先ずは この豆電の線を片方づつ両手で持ってみろ 」
「 ん! 電球が切れちまった 」
「 じゃあ テスターで測ってみるか 」
「 こりゃ 驚いた 210AVh もあるぜ 」
「 どういうこった ちゃんと教えろ 」
「 要するに 自動車のバッテリー並みの電力放出が起こってるて事だ 」
「 何故 そんな事に成るんだよ 」
「 俺にも解からんが お前は電気ウナギの類に仲間入りしたんだと思うぜ 」
「 亘 俺はどうすりゃいいんだ 何とか元に戻す方法は無いのか 」
「 元には戻せんが その放電だけは抑えられると思うぜ 」
「 ちょっと 考えが有るから そこで待ってろ 」
亘は そう言い放つと 研究室のドアを開けて 出て行ってしまった
「 電気ウナギかー ・・・ 」
小一時間もすると 亘が 小さなザブトンの様な物とガムテープを抱えて戻ってきた
「 秀一 ズボンを下ろせ 」
「 なんでだよ 」
「 ぐだぐだ言ってね~で さっさとズボンを下ろせ 」
秀一がズボンを下ろすと
亘が 先程の小さなザブトンの様な物を 股間に挟み
それをガムテープでぐるぐる巻きにして止めた
「 げっ!! 」
「 どう見ても この格好は オムツ姿のアブナイお兄さんだろ ? 」
「 文句を言うな 在り合わせの材料で賄しか無いんだからな 」
「 来週までには もう少し見栄えの良いものを作ってやるから それまで我慢しろ 」
「 仕方ないとは思うが 辛れ~な~ 」
「 ほれ、秀一 もう一度 さっきの放電やって見せろや 」
言われるままに 先程と同じ様に 蛇口に手を翳してみたが 放電は起こらなかった
「 ほらな, 俺のやる事に間違いは無いだろ 」
「 お前に巻いた 充電パックが お前の電気を溜め込むって塩梅だ 」
「 俺の考えでは 一日最低でも 半日はそのパックを付けて置いてくれよ 」
「 ありがとう 感謝する 」
「 だが、今一度 元に戻れる方法を考えては貰えないか 」
「 ああ、何とかしてやりてーが 俺にとっては専門外だからな 」
「 クローン研究を遣っている奴に それと無く聞いてみるしかねーな 」
「 お前も世間で 電気人間なんて騒がれでもしたら たまんねーだろ 」
「 まぁ、インパクトとしては小さいから 手品と言われれば其れまでだがな ! 」
毎晩 充電パックを穿いて就寝する日課を続けて 三日が経っていた
小枝子とは あの日以来 電話連絡のみの生活が続く日々
なにせ 俺の安全性は 未だ保障できない状態なのだから
その夜 又も あの放電現象が始まった
慌てた秀一は すぐさま 宣の携帯に連絡を取り 指示を仰ぐ
「 わかった ! 研究室で会おう 」
秀一は バイクのエンジンを掛けると 一目散に 亘の居る研究所へと向かうのであった
「 おぅ、来たか! 」「 早速 両手を出してみろ 」
前回の様に 亘はテスターを取り出し 秀一の手に端子を付けたが
「 まいったな~ 前と同じレンジで測ったら ヒューズが切れちまった 」
「 仕方ない 隣の部屋に在る 発電機のアンメーターでも使うか 」
「 秀一 こっちに来て そこの配線を握って見てくれ 」
「 違う ! 片方づつだ ! 」
「 おりぉ ! こりゃーすげー お前レベルが上がってんぞー 」
「 此処に在る 発電機並みの電力だぜ 」
「 俺は これからいったい 如何なるんだ !! 」
「 まあ落ち着け、電気ウナギから 差し詰め名前を付けるなら
 吸収電力沢嶋発電所 といった風に変わっただけだ 」
「 なんで そう なる! 」
「 お前 今 変電所勤務だったよな、」
「 ああ まだ仮配属だが 変電所に通ってるぜ 」
「 当初は お前が発電してるものと思っていたんだが 」 
「 俺の考えだが 変電所から漏れた電気をお前が溜め込んでいるんじゃないかと思う 」
「 フフフゥン お前自身の容量は未だ判らんが いいんじゃないか 」
「 何が いいんだよ 」
「 お前の面倒は今後すべて任せとけ そのかわり 俺と契約しろ 」
「 どお言う こった 」
「 いやなに 今後の費用はすべて俺が引き受ける代わりに
 お前の電気を頂くって事だ 」
「 お前の電気を売って 研究費用に当てるつもりだ
               下手すりゃ お前の電気で工場1つ位は動かせるぜ 」
「 おい、その話は 俺がこのまま元に戻らない想定で進めてるじゃねえか 」
「 ハハハハ わりぃ つい自分の野望に目が眩んじまった 」 
「 ちゃんと考えてはいるんだぜ 前に言ってたクローン研究を遣っている奴に
             お前の人ゲノムを 調べてもらう算段はしてあるからな 」
「 それと ちょうど新しい充電パックも出来てるぜ 使ってみるか? 」
亘は 隅に置いてあった 紙袋から 真っ赤なパンツを取り出すと それを秀一に渡した
「 赤い ・・・  何故・赤い 」
「 たぶん スーパーマンの刷り込みだろうよ、
そのへんの思考は 俺もパンピーなんだろう 」
「 小さなことは気にせず 穿いてみろ 」
「 あっ 違う、違う 今回のは素肌着装なんだ 」
「 此処でか ! 」
「 文句の多い奴だな ハム太郎風情が 何言ってやがる 」
「 さっさとパンツを穿いて 口を開けてみな 」
そう言うと 亘は 綿棒で秀一の口の粘膜を絡め取って
 冷蔵庫の中のシャーレにそれを収めた
「 こいつを さっき言ってたDNA鑑定で 解析して貰うつもりだから安心しろ 」
「 今の所はとりあえず おまえの野望に加担してやるよ
                     しかし 元に戻る意志は捨ててないぜ 」
「 それと もうひとつ この赤いパンツは止めてくれ 」
「 そうだな 黒のボクサー・トランクスを作ってもらえれば ありがたい 」
「 ほんと 文句の多い奴だな~ 」
「 当たり前だ 俺には彼女が居るんだから オムツとか赤いパンツは勘弁してくれよ 」 

その日 秀一は 宣の研究室に居た
亘の解析によれば 先ず 秀一の充電容量は町ひとつ分賄えるだけの大きさが有る事
そして 自然界の在りとあらゆる電気を吸収するが
 容量を超えての吸収は起こらない事等である
だが ここ数日で 秀一は 亘の予測を上回るスピードで 其の能力を特化させていた
「 来るぜ ! 」
「 何が ! 」
「 まあ、ちょっと待ってな ! 」
暫くすると 研究室の電灯やらビィーカーが揺れ始めた
「 地震か ! 」
「 ああ、震度3ぐらいだろうな 」
「 判るのか 」
「 すげーだろ 最近 地震の前には必ず 地面に付いてる体の部分がムズムズするんだ 」
「 お前今度は ナマズに進化したのか ? 」
「 そうかもな 」
「 それはそうと 新しい充電パック出来てんだろ 早く渡せよ ! 」
「 そう隻句なって 今度のはすげーんだからな
 なんと今までの23倍の充電容量なんだぜ 」
「 しかも 軽くて丈夫な上に お前の注文どうり 黒のボクサー・トランクスだぜ 」
「 お ! 良いな~ 」
「 今日は此の後 小枝子とドライブの約束だから 間に合って ほんと よかったぜ 」
秀一は ある決心をしていた
今日 小枝子と逢って 渡しそびれていたエンゲージリングを渡し
虫のいい話ではあるが 結婚は一年後まで待って貰おうと
もし 一年経っても自分の体が元に戻らなければ
全てを 小枝子に話し 其の上で小枝子の意思を尊重しようと
 
秀一と小枝子を乗せた車は 軽快に海沿いを走っていた 二週間ぶりのデートであった
「 あら、何かしら 向こうの方でアベックが手を振ってるわ 」
なるほど 前方の路肩に車を止めたアベックが 手を振っているのが見えた
秀一は 手を振るアベックの やや手前の路肩に車を止め
「 如何したんですかー 」
アベックの彼氏らしき男性が こちらに 近寄ってきてはウィンドー越しに話しかけてきた
「 どうやら バッテリー上がりの様なんです 」
「 ケーブルをお持ちなら助かるんですが もし お持ちで無ければ
           近くのガソリン・スタンドまで乗せていってもらえませんか? 」
「 すいません 生憎とケーブルは積んでいないんです 」
「 でも 本当にバッテリーが原因なのか ボンネットの中を少し拝見できますか 」
「 あ、お車に詳しい様でしたら ぜひともお願いします 」
秀一は如何にも点検する様を演じながら バッテリー端子とボディを手で掴むと
「 すいませ~ん エンジンを駆けて見て下さーい 」
ギュルーン 始動いっぱつ エンジンは元気良く回りだした
「 ありがとうございました 」
「 いえいえ 只の接触不良だったみたいですよ 」などと 恍けて見せた
つい二週間前頃は 電気に体を支配され 迷い、戸惑い、途方に暮れていたが
今では ある程度ではあるが 体内電気をコントロール出来るまでに成っていた
「 秀一 ! すごーい 貴方にこんな才能が有るなんて ぜんぜん知らなかったわ 」
「 俺も 日々成長してる訳なんよ 」
「 ありがとうございました お先に失礼いたします 」
「 あ、ご丁寧にどうも 道中お気をつけて 」などと
 時代がかった言い回しも口から零れた
やがて 遊歩道の在る海岸沿いの駐車場に 車を止め
二人は 車を降りると 波打ち際の遊歩道を 無言のまま静かに散策する
秀一の決心が 二人の間に張り詰めた空気を作り出していた
少し窪んだ岩陰に入った時 突然 秀一がエンゲージリングを小枝子の目前に差し出すと
「 これを 受け取ってほしい 」
「 そして 出来うるなら一年間
 僕が君を支えられる自信が付くまで待って居てほしい 」
「 はい 」
「 本当にそれで良いのか ! こんな身勝手な話は無いだろうに 」
「 少し冗談交じりだったけど 私の気持ちは病院で話した通り 貴方だけよ 」
「 ありが・・・ 」
ん ! 脚がムズムズする
不意を付くように 秀一は小枝子を抱きかかえると 海岸の開けた丘の上まで走り出した
小枝子は そんな秀一の行動に
目を丸くしながらも 秀一の首に手を回し しっかりと抱きつき 満面の笑顔を見せていた
暫くすると やや大きな地震と共に
 後方で 先程二人が居た遊歩道が崩れ落ちるのが見える
「 ふー 危なかった 」「 此のところ 地震が多いな~ 」
小枝子が 俺の行動に疑念を抱いたのではと思い 秀一は咄嗟に話をすり替える
「 俺は未だ 未熟で頼りない社会人だけれど 」
「 小枝子のこと 一番大切に想っているから
            小枝子を一生支えられる様な男に成りたいと思っている 」
「 一年後に 小枝子と結婚出来る事を励みにして 俺 ! 頑張るから 」








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2017.02.20 Mon l リリカルSF小説 l コメント (0) トラックバック (0) l top